衿

衿は折り返すので、表身頃に裏衿をつけます。
合印をしっかり合わせて縫い合わせ、アイロンで縫い代を割り…と本の説明どおりに進めていきます。『コートの本』は、表紙にもなっているチェスターコートの作り方をわかりやすい写真をたくさん使って詳しく説明してくれています。
初めて裏地つきのコートを作る方に、この本かなりおすすめです。

裏地
裏地も表地と同じように縫い合わせますが、表地と違うところがあります。

縫い合わせた後、折ってアイロンをかけます。「きせをかける」といいます。
裏地が表地をひっぱってシルエットを崩したり、動きにくくなったりしないように、このようなゆとり分を確保しておくのだそうです。
裏地の型紙は、この「きせ」の分寸法を足して作る必要があるということです。

裏地には表衿を縫いつけます。
そでつけ

袖山はギャザーを寄せる要領で「いせ」ます。今回のそではあまりふくらみを出さないため「いせ」の量は気持ち程度です。
ドロップショルダーだったりして全くふくらみを出さないコートも今は多いですね。

しつけをかけて見頃にぬいつけました。

うまくできるか一番心配だったのがそでつけでした。
ここが失敗しすぎると外に着て歩くのはちょっと…という服になってしまうんですが、これならまあまあ大丈夫かな…?
表と裏を縫い合わせる
表と裏を合体させます。

ミシンで縫った後、中綴じ、まつり縫いなど手縫いで仕上げていきます。
ボタンホールとボタン
ボタンホールも手縫いで作ります。

針目をきれいにそろえるのはやっぱり難しいです。

ボタンをつけて…

裏側。手持ちの小さめなボタンを力ボタンにしました。
これで完成です!!
型紙づくりを始めた日から、13日目で完成しました。裁断までに半分以上の時間がかかりました。縫い始めてからはどんどん形になっていき、ゴールが見えてからの仕上げにまた時間がかかるといった感じでした。
途中で挫折することなく完成させることができてよかったです。何回も書いていますが、本の説明がわかりやすかったです。
完成したコートの写真を次の記事で紹介します。
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