両玉縁フラップポケットを作る方法と無料型紙

両玉縁フラップポケットの作り方【Webページ版】 部分縫い

両玉縁フラップポケットを作るのにはいろんな方法がありますが、家庭用ミシンで趣味の洋裁初心者でも失敗なくきれいに仕上げやすい方法を紹介します。

一つ一つの工程を丁寧にやっていきましょう。

完成写真

簡略化した作り方ですが、出来上がりの見た目はこのように両玉縁フラップポケットです。

両玉縁フラップポケット完成

手順が多くて作るのに時間はかかりますが、じっくり取り組んでみてください。

用意するもの

  • 表布(服の表布と同じ布を使うことが多い)
  • 別布(ポケットに手を入れる時にちらっと見えることがあるため見えてもいい布)
  • はくり紙つきアイロン両面接着テープ(幅1㎝を3㎜の幅に切って使うまたは幅5㎜を半分の幅に切って使う)

接着芯、ミシン糸、印付け用の消せるペンも使います。

両玉縁フラップポケット型紙

レディースのジャケットにつけるために描いたポケットの型紙です。

袋布の縫い代は今回は簡単に裁ち目かがりで始末します。

デザインや裏地のありなしによっていい具合に変更・調整してお作りください。

完成サイズ

ポケットの作り方はいろいろあり、型紙もいろいろです。ここで紹介するのは、この記事の後半で紹介する簡易な作り方に合わせて描いた型紙です。他の作り方ではうまく完成しない場合がありますのでご注意ください。

布について

表布が厚手の布の場合は袋布A、フラップ(裏)、袋布Bを別布で裁ちます。

フラップ裏と袋布Aはポケットに物を入れる時に見える部分なので見えてもおかしくない別布を選ぶか見える部分だけ表布や見えてもいい布に切り替える等してください。

表布が厚くない布の場合は全部表布で裁っても問題ありません。

型紙にさらに縫い代をつける必要はありません。外側の太い線で型紙も布も切ります。

印刷用型紙

拡大・縮小せずに印刷すると、両玉縁の横幅(≒フラップの横幅)が14センチのポケットの型紙になります。

5つの部品があります。ポケット1つにつき1枚ずつ裁ちます。表布のフラップと口布は接着芯を貼ってから裁ちます。

袋布Aの型紙にポケット口の線が描かれていますが、この線は袋布Aには描かないでください。後で口布とポケットつけ位置に印をつける時にこの線を使用します。

寸法入り型紙

印刷がうまくいかない方やご自身で型紙を描かれたい方はこちらの寸法を参考にしてください。

表布

両玉縁フラップポケットの寸法図

別布

袋布Aの型紙にポケット口の線が描かれていますが、この線は袋布Aには描かないでください。後で口布とポケットつけ位置に印をつける時にこの線を使用します。

作り方は次のページで詳しく解説します。

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