紺色のシュッとした布にやわらかなニットを組み合わせてカシュクール型のジャンパースカートを作りました。
作る様子を動画にしましたのでよろしければご覧ください。動画内に型紙の寸法図も掲載しています。
この前にどんでん返しのベストを作ったんですが、かんたんにきれいに裏地つきの服が作れるこの方法がすごく気に入ったんです。
どんでん返しのベストにスカートをつけるとジャンパースカートになるはず…ということで、今回のカシュクール型のジャンパースカートをデザインから考えてみました。
ボタンもファスナーもなし。バイアステープ縫いもゴム入れもなし。
大きいので一日で作るのは大変かもしれません。型紙づくり、地直し、裁断と細切れ時間でやっておいて、休日一日で一気に縫う、という感じで一週間で作るようなイメージです。
作り方
動画と同じ内容ですが、ざっくりと作り方をまとめて書いておきます。
準備
- 材料と道具をそろえる
- 型紙を作る
- 地直し
裁断
- 表地1…前身頃(左右対称2枚)、後ろ身頃(1枚)、ポケット(2枚)
- 表地2…スカート2枚
- 裏地…前身頃(左右対称2枚)、後ろ身頃(1枚)、ポケット(2枚)
それぞれ型紙を置いて布を裁ちます。
前身頃の肩線に伸び止めテープを貼ります。
上衣を縫う
- 表地1の前身頃と後ろ身頃を中表に合わせて肩線を縫う。縫い代をアイロンで割る。
- 裏地の前身頃と後ろ身頃を中表に合わせて肩線を縫う。縫い代をアイロンで割る。
- 表地と裏地を中表に合わせて前端からえりぐりを続けて縫う
- そでぐりを縫う
- カーブの縫い代に切り込みを入れる。
- 表に返し、アイロンをかける。裏地が表から見えないように少し裏に控える。
スカートを縫う
- タックを折り、縫い代部分で仮に縫っておく。
- 前スカートと後ろスカートを中表に合わせて脇を縫う。
裏スカートをつけない場合
3. 脇の縫い代は裁ち目かがりか折り伏せ縫いで始末する。
4. 上衣と表スカートを、ウエスト部分で縫い合わせる。
5. 上衣と表スカートの縫い代を裁ち目かがりで始末する。
6. スカートの裾を縫う。三つ折りでミシン、またはまつり縫い等。
裏スカートをつける場合
3. 裏スカートを作る。脇を袋縫いして筒にし、裾は三つ折りにして縫う。スカート丈より5~10㎝短くなるようにする。ウエスト部分はダーツかタックで表スカートとサイズを合わせる。
4. 上衣、裏スカート、表スカートを、ウエスト部分で縫い合わせる。
5. 糸ループで表スカートと裏スカートを数か所つなぐ。
6. スカートの裾を縫う。三つ折りでミシン、またはまつり縫い等。
ポケットをつける場合
今回は最後にパッチポケットを手縫いでつけました。
脇の縫い目にシームポケットをつける場合はスカートの脇を縫う時にポケットも作ります。
完成
画像が動画と重複してしまうと何かまずいらしいので、動画に載せなかった着画をこちらに載せようと思います。
ジャケットも動画で作ってたやつです。
トルソーに着せた方が見栄えがいいからあまり着画は撮りたくないんですがね……
でも服なので、やっぱり着た感じをお見せした方がいいのかなと思いたまに動画にも着画を載せています。
すごく簡単な形のジャンパースカートなんですが、ニットと組み合わせただけで凝って見えるしオシャレな感じが出せたんじゃないかなと思います。
シンプルな形だから着回しがきいて、いろんなところに着て行けそうです。
すごく着心地がよくてニットだから背中がふんわりあたたかくて、作ってよかったなぁと思ってます。
それではまた。次はスカートの作り方をやる予定です。
コメント