見返しとは【やさしい洋裁用語】

洋裁用語集 未分類

ここでは洋裁で使われる用語の中から「見返し」という言葉の意味をやさしく説明します。

見返しの読み方

読み方は「みかえし」です。

見返しの意味

見返しは、服の布端の裏側につけられる布のことです。

  • えりぐり
  • 前立て
  • そで口
  • スカートのウエスト部分
  • スカートやパンツのすそ

こういった部分を見返し仕立てにすることがあります。

見返しはどうしてつけるの

縫い代や布の切り口が表布と見返しの間にかくれて美しく仕上がります。

裏側がチラッと見えたときにもきれいです。

布が重なるため丈夫にカッチリと仕上がります。

見返しのつけ方

  1. 表布と見返しを中表に合わせて、出来上がり線で縫います。
  2. 内向きのカーブには縫い代に切り込みを入れて、表に返し、アイロンで整えます。

また、別布の見返しを縫いつけるのではなく、表布を裏に折り返し、簡易に仕立てることもあります。

見返しで仕立てた服の例

↓ウエスト部分が見返し仕立てのスカート

表布と同じ布でウエスト部分の裏側に見返しがついています。

↓キーネックのえりぐりの見返し

えりぐりの見返しの例

キーネックの切り込みを入れるため、このような形の見返しとなっています。

できあがりを表から見るとこのようになります。

表布と見返しを中表に合わせて縫って返しているので、出来上がり線がきれいに仕上がります。

えりもとから裏が見えたときにもきれいです。

失敗しにくく作りやすい方法なのもいいところです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました